はじめに
こんにちは。助産師 はぐ∞いろです。
これまでずっと、努力を重ねて、一人で何でもできたあなた。
困難に直面したとき、「自分がもっと頑張ればいい」と解決策を自分の中に求めてきたのではないでしょうか。
でも、妊娠、出産、そして育児というイベントは、個人の努力や根性だけで乗り越えられるほど簡単な話ではありません。
だからこそ、「一人で乗り越えるよりも、誰かと一緒に乗り越えたほうが、何倍も大きな力になる」ということを、今日はお伝えさせてください。
「誰かと一緒」がもたらす3つの大きな力
なぜ、誰かを頼ることが大切なのか。
そこには、一人では決して得られない3つのメリットがあります。
1. 「心に余白」が生まれる
人は、自分一人で問題を抱えているとき、視野が極端に狭くなります。「もうダメだ」「どうすればいいかわからない」とパニックになりそうなとき、隣に誰かがいてくれるだけで、心にふっと「余白」が生まれます。この「余白」こそが、赤ちゃんと笑顔で向き合うための心のエネルギー源になります。
2. 客観的な「ブレーキ」をかけてもらえる
メンタルが不安定な時は、自分自身の状態を正しく判断することが難しくなります。「まだ大丈夫」と、自分を追い込み続けてしまうのが優等生ママの特性です。しかし、周囲に状況を伝えておけば、あなたが倒れてしまう前に「今は休んで」とブレーキをかけてもらうことができます。
3. 「専門的な知識」という武器が手に入る
助産師、産婦人科医、精神科医…。私たちは、あなたが抱える苦しみを軽くするための「知識」をたくさん持っています。例えば、自治体のサポートの活用法、睡眠を確保するための具体的なスケジュール、薬の内服の方法。あなたの希望と個別性を考慮した解決策を提案できます。
「隠すこと」のコストを考えてみる
自分の苦しみを隠してしまう気持ちもわかります。
でも、隠し続けることには、膨大なエネルギーが必要です。
不調を隠すために無理をして笑い、平気なふりをする。
頼りたいのに頼れない、もどかしさを感じる。
そのエネルギーを、自分を癒やすため、そして赤ちゃんにより多くの愛情を注ぐために使いませんか?
決して恥ずかしいことではありません。
むしろ、自分の弱さを知り、それと向き合ってきたあなたは、他人の痛みに寄り添える素晴らしい女性です。
恥じることなく、胸を張って「チーム」を作ろう
妊娠中から産後にかけて、誰かと一緒に乗り越える体制を作ることは、あなたが「自分を、そして赤ちゃんを大切にしている」という何よりの証拠です。
産科、精神科、助産師、パートナー、友人。
あなたの周りに、強力なチームを作ってください。
もし、今「誰に言えばいいかわからない」と迷っているなら、まずは出産施設の助産師に、一言だけ伝えてみてください。
「少し、不安があるんです」
その一言が、あなたから孤独を解放し、「チームで育児をする」始まりになります。
あなたは一人じゃない。
誰かと一緒に、その彩り豊かな人生を、ゆっくり歩んでいきましょう。
心に「はぐ」を。生活に「彩り」を。
―― 助産師 はぐ∞いろ
あわせて読みたい:産後に初めて味わう「挫折」。─優等生のあなたへ


コメント