はじめに
こんにちは。助産師 はぐ∞いろ です。
これまで勉強も仕事も、努力して結果を出してきた、優等生のあなたへ。
「しっかりしてるね」
「優秀だね」
「すごいね」
褒められることが、あなたの誇りであり、日常だったはずです。
だからこそ、出産して始まった「24時間、何ひとつ自分の思い通りにいかない」毎日に、言葉にならないほどの苦痛と、やり場のないストレスを感じていませんか?
努力が通用しない ―人生で初めての挫折
産後、優等生だったママが直面するのは、人生で初めての「挫折感」です。
妊娠中は、育児についてたくさん勉強し、イメージトレーニングも欠かさなかったあなた。
あれだけ何でもできたのに、産後は、抱っこひとつに手こずる。
心も体もボロボロの中、どれだけ必死に育児書通りに対応しても、目の前の我が子は泣き止まない。
「頑張れば、たいていのことは乗り越えられる」
そう信じて生きてきたあなたにとって、この「努力の仕方がわからない」状況は、まるで足元から世界が崩れ落ちるような感覚かもしれません。
完璧主義であればあるほど、「かつての自分」と「今の自分」とのギャップに驚き、戸惑います。
そして、そのギャップの埋まらない苦しさが、マタニティブルーや産後の落ち込みをさらに深く、重くしていきます。
「大丈夫」という自己防衛本能
周りに「大丈夫?」と聞かれると、どんなにいっぱいいっぱいの状況でも、つい「大丈夫です」と返してしまうことはありませんか?
それは、あなたがこれまで築き上げてきた「優等生としての自分」が、必死にあなたを守ろうとしている「自己防衛本能」です。
「できない自分を認めることが怖い」
「もっと頑張れば、助けなんてなくても一人でできる」
こんな風に湧き上がってくる気持ちと戦っていませんか?
でも、ここで立ち止まることは、決して負けでも、人生の終着点でもありません。
産後の心と体は、激しいホルモン変化と睡眠不足で、「重大なシステムエラー」が起きている状態。
仕組みそのものに不具合が起きている状態で無理を続けると、更なる故障を引き起こしてしまいます。
「挫折」を受け入れた先にあるもの
「清く・正しく・美しい」あなたの中に、今、「挫折」という感情が混じり始めているかもしれません。
でもそれは、決して「汚点」ではありません。
人間としての「深み」を生み、あなたをより魅力的な女性にしてくれる経験の一つです。
崩れ落ちそうな自分を、どうしても認められないその「意地」も、「プライド」も、これまでのあなたが全力で頑張ってきた証拠です。
ですが、もう自分一人で支えきれないことは、あなたが一番わかっているはず。
あなたの抱えきれない重荷を、少し周りの人にも預けてみませんか?
「完璧な私」を一度手放して、「不具合がある今の私」を丸ごとハグしてあげる。
その勇気が、あなたの新しい強さと魅力になります。
おわりに
思い通りにいかない日常が続くほど、苦しいことはありません。
「こんなの、私じゃない」と思う日があるかもしれません。
でも、大丈夫。
今はただ、システムエラーを起こしているだけ。
勇気をもって一歩踏み出すことで、あなたの苦しみは必ず変わります。
どんなあなたも、ぎゅっとハグをして、一緒にあなたらしさを見つけていきませんか?
そのままの、ありのままのあなたが素敵です。
心に「はぐ」を。生活に「彩り」を。
あなたは、ひとりじゃない。
―― 助産師 はぐ∞いろ
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