自分の病気と向き合いながら、ママになるあなたへ―精神疾患の既往も心配ない

タイプ別│ママの心の整え方

はじめに

こんにちは。助産師 はぐ∞いろです。

今日は、うつ、摂食障害、強迫性障害など、心の病気を経験したことがある、あるいは今も病気と付き合っているあなたへ、とても大切なお話をさせてください。

妊娠・出産は、人生の中でもっとも心が揺れ動く時期。

「再発したらどうしよう」

「赤ちゃんに影響が出たらどうしよう」

そんな不安を一人で抱えていませんか?

精神疾患の既往は「恥ずかしいこと」じゃない

産科の現場にいると、妊娠中や産後にメンタルが大きく崩れてから、「実は昔、病気になったことがあって……」と打ち明けてくださるママが少なくありません

なぜ、最初から言えなかったのか。

それはきっと、あなたが「良いお母さんになりたい」と、強く願っているからですよね。

「母親失格だと思われるかも」

「変な目で見られるのが怖い」

そんな思いがあったかもしれません。

でも、はっきり伝えます。

精神疾患は、決して恥ずかしいことではありません。

表立って言わないだけで、多くの人が心の波を抱えながら生きています

隠すことで、あなたが一番辛くなってしまう

持病を隠したまま、限界まで頑張ってしまうこと。

それは、とても危険で、一番リスクがあります。

• 対応が遅れる 異変に気づいた時には、すでに心がボロボロ……ということも。

• サポートが届かない 産後ケアや訪問看護、メンタルクリニックの受診には、予約や調整が必要です。限界を迎えてからでは、「今」受けたいサポートを受けるまでに時間がかかる可能性があります。

最初から「苦しくなるかもしれない」と私たちが知っていれば、あなたが倒れる前に、余裕をもって手を差し伸べることができます

調子が良い時にこそ、「いざという時の避難先」を理解しておく。

それだけで、あなたの心の負担は軽くなるはずです。

チームであなたと赤ちゃんを「守る」―3つのお願い

妊娠・出産・育児という大きな荒波を、一人で乗り越える必要はありません。

あなたと赤ちゃんを「守る」ために、ぜひこの3つを理解してください。

1. 早めにかかりつけ医へ相談

「産婦人科」と「精神科」の両方の医師に、「過去の経験」と「今」の不安を正直に話しましょう。医師があなたを「理解している」だけで、対応の早さが違います

2.自己判断で薬を止めない

「赤ちゃんのために」と自己判断で断薬するのが一番危険です。専門医と相談し、あなたと赤ちゃんにとって最適なバランスを一緒に見つけましょう。内服しながら健やかに子育てをしているママは、たくさんいます。

3.地域の母子保健窓口(保健センター)を味方に

母子手帳をもらうときに行く「保健センター」や「母子保健窓口」には、地域の保健師や助産師がいます。妊娠中から産後まで、電話相談や訪問看護、産後ケアなど公的に受けられるサービスをあなたの状況に合わせて丁寧に提案してくれます。経済的な不安がある場合も、利用できる助成金制度などを教えてくれます。1人で抱え込むより、まずは電話や窓口で今の不安を相談してみてください。

おわりに

精神疾患の既往があることは、あなたの「弱さ」ではありません。

自分の心と丁寧に向き合ってきた経験は、これから子どもを育てていく中での「深み」になります

隠さずに早めに相談することは、あなたと大切な赤ちゃんを守るための「初めの一歩」です。

大丈夫。そのままのあなたが、素敵です。

あなたは、ひとりじゃない。

心に「はぐ」を。生活に「彩り」を。

―― 助産師 はぐ∞いろ

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