はじめに
こんにちは。助産師 はぐ∞いろです。
前回、パパへのイライラは「あなたが一生懸命に頑張っている証拠」というお話をしました。
毎日頑張っている自分に、「お疲れ様」を言ってあげられたでしょうか?
心が少し落ち着いてきたら、次のステージに進んでみましょう。
パパを「敵」や「何もしない人」として見るのを一度お休みして、「これからずっと隣で支え合っていく、一番の理解者」になってもらうための4つのステップをお伝えします。
「言わなくても分かってほしい」
「なんで私ばっかり、やらないといけないの?」
そんな気持ちを抱えながら、パパに背中を向けているあなたに、ぜひ試してほしい「伝え方のコツ」があります。
怒りの下にある「寂しさ」に気づいて
パパにイライラするとき、その怒りの下には、実は別の気持ちが隠れていることが多いです。
「一人で子育てしているみたいで、寂しい」
「こんなにボロボロなのに、気づいてもらえなくて悲しい」
「これ以上、どう頑張ればいいか分からなくて不安」
パパにイライラをそのままぶつけると、パパは「責められた!」と感じて、心を閉ざしたり反論したりしてしまいます。
でも、あなたの「寂しさ」や「悲しさ」なら、パパは受け止めやすいはずです。
パパに怒りを感じたとき、ほんの一瞬だけ立ち止まって、「私、今、何が悲しいんだろう?」と自分の心に聞いてみてくださいね。
「あなた」ではなく「私」を主語にしてみる
パパに何かを伝えるとき、「なんであなたは○○してくれないの?」という言い方(Youメッセージ)になっていませんか?
これを「私は○○だと嬉しいな」「私は今○○で困っているんだ」という言い方(Iメッセージ)に変えるだけで、パパの反応は劇的に変わります。
×「なんでおむつ替えてくれないの?」
○「今、○○をしていて手が離せなくて困ってるの。おむつを替えてほしいな」
こう言われると、パパは「否定された」とは感じず、「助けを求められている」と感じます。
助けを求められていると感じたパパは、その気持ちに応えようと動き出してくれやすくなります。
「名もなき家事や育児」を二人で見える化する
パパたちがよく言う
「何をすればいいか分からない」
「手伝ったのに、やり方を怒られた」
という言葉。
100点満点で頑張ってきたママにとっては「見ていれば分かるでしょ!」「中途半端にしないで!」と言いたくなりますよね。
でも、パパとママでは、見えている景色が少しだけ違うんです。
おむつを替える手順一つとっても、そこには「おむつの在庫をチェックする」「おしりふきをセットする」「ゴミを臭わないように捨てる」といった小さな工程がたくさんあります。
「これをやって」と一つずつお願いするママも疲れてしまいますし、パパも家事や育児のゴールの位置が違うと「まだあるの?」と必要以上に負担に感じてしまい、お互いに疲れてしまいます。
なので、元気がある時に、二人で「育児と家事のリスト」を作ってみませんか?
ママがやっている工程を詳しく紙に書きだします。
「見える化」することで、パパも
「こんなにやることがあったんだ!」
「いつもここまでやってくれているんだ」
と、初めて気づくことができるはずです。
「ありがとう」という魔法
「家事や育児をやるのは当たり前のことなのに、なんでお礼を言わなきゃいけないの?」
そう思う気持ち、本当によく分かります。
ママは毎日、誰からもお礼を言われずに、当たり前に頑張っているんですから。
でも、パパをあなたにとっての「一番の理解者」に育てるためには、あえての「ありがとう」が最強の武器になります。
パパが下手くそにおむつを替えたとき。
割りそうになりながらお皿を洗ってくれたとき。
「ありがとう。助かったよ」
「ありがとう。パパがやってくれて嬉しい」
その一言で、パパの心には「またやってあげたい」という種がまかれます。
それは、いつかあなたが心からパパを「頼もしいパートナー」と思える日への、大切な種まきだと思って、今はどんなに下手でも我慢して「ありがとう」をたくさん伝えてくださいね。
最後に:ゆっくり、唯一無二のパートナーへ
最初から完璧なパパはいません。
毎日の生活の中で、ぶつかり、仲直りしながら、少しずつ「わが子の成長を同じ目線で見つめる、世界に一人しかいない、唯一無二のパートナー」になっていけばいいんです。
もし、パパにどう伝えていいか分からない時、以下の記事をパパに見せてあげてくださいね。
パパの役割は「手伝い」じゃない―パパは「唯一無二のヒーロー」
パパ、あなたは嫌われていません―ママの『ガルガル期』の正体と攻略法
あなたは、もう十分に一人で頑張りました。
これからは、その頑張りを少しずつパパと分け合ってくださいね。
パパという「世界で一番の味方」が、あなたの隣にいてくれますように。
心に「はぐ」を。生活に「彩り」を。あなたは、ひとりじゃない。
――助産師 はぐ∞いろ


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