はじめに
こんにちは。助産師 はぐ∞いろです。
今日は、産後からパパにイライラしてしまうあなたに向けてお話ししたいと思います。
「パパが帰ってくる音がすると、なんだかザワザワする」
「ソファでゆっくりしている姿を見ると、悲しいような、イライラするような、複雑な気持ち…」
「『手伝おうか?』の言葉が、嫌みにしか聞こえない」
「あんなに大好きだった人なのに、今は顔を見るのもしんどい……」
このように感じることはありませんか?
「私って冷たい人間かな…」
そんな自分に、戸惑っているかもしれませんね。
ですが、その気持ちはあなたが今、あなたが「お母さん」を一生懸命頑張っている、なによりの証拠です。
あなたの心に「赤ちゃんを守る本能」が出ているだけ
赤ちゃんが生まれると、ホルモンの作用によって、ママの心は想像以上に劇的な変化が起きています。
この時期のママにとって、自分と同じ熱量で赤ちゃんを守っていないように見えるパパは、残念ながら「味方」ではなく、「危機感を与える存在」として認識されてしまいやすいです。
もし、パパに対して「もっと動いてよ!」「なんで分かってくれないの?」って思うのなら、それはあなたが一人でそれだけ重い責任を背負っているということ。
今、あなたがイライラするのは、我が子の命を必死に守ろうと、「警戒モード」になっている証拠。
とても自然なことなので、「こんな風に思っちゃダメだ」なんて、自分を責めないでくださいね。
今は、無理に「いい奥さん」にならなくて大丈夫
「パパは一番の味方で、拠り所であってほしい」
そう願っているからこそ、今のギスギスした関係が辛いですよね。
でも、産後という嵐の中にいる今は、無理に笑いかけたり、理想の夫婦に戻ろうとしなくて大丈夫。
心がしんどいときは、少しだけパパと距離を置いていいんです。
「今は無理な時期だから仕方ない」と、自分の気持ちを認めていいんです。
パパに背中を向けて眠ってもいい。
家事の質を下げて、パパへの期待値をゼロにしてみてもいい。
自分が休むことを一番に考えていい。
まずは、あなたの心から溢れそうな気持ちを、ゆっくりと落ち着かせてあげましょう。
いつかまた、二人で笑い合える日のために
本来、パパはあなたにとって一番の味方であり、唯一無二の拠り所になるはずの人。
ですが、産後の生活の中では、お互いの視点がズレてしまうことはよくあります。
ママは「我が子の命を守ること」に必死。
パパは「これまで通りの生活」を維持しようと必死。
このズレが、大きな溝を作ってしまいます。
私は、産後に「もうパパと無理かも…」と涙を流していたママたちが、数年後にはパパと笑い合いながら、子どもの成長を喜んでいる姿をたくさん見てきました。
パパは、これから先、あなたと一緒に困難を乗り越えていく大切な「パートナー」です。
今は、お互いの歩幅がちょっとズレているだけ。
嵐が過ぎ去れば、また手を取り合える日が必ず来ます。
そのためには、まず今のあなたの「しんどい」という気持ちを、そのまま抱きしめてあげることから始めていきましょう。
おわりに
あなたは、今日まで小さな命を守ろうと必死に、本当によく頑張ってきました。
パパへのイライラは、あなたが赤ちゃんを、誰よりも大切に想っているからこその防衛本能です。
そして、今、あなたが一人で育児を背負いこんでいる、という心のSOSでもあります。
イライラした心の奥には、家族を愛したい、大切にしたい、という優しい気持ちが隠れていると思います。
まずは、「私はよく頑張っている。毎日お疲れ様」
そう自分に言ってあげてくださいね。
関係を修復するための第一歩は、パパを変えることではなく、「頑張っている自分を認めること」から始まります。
次回、どうしたらパパがより良い理解者、パートナーになってくれるのか、そのコツをお伝えしますね。
心に「はぐ」を。生活に「彩り」を。あなたは、ひとりじゃない。
――助産師 はぐ∞いろ


コメント