「産後うつ」かもしれない―不安なあなたへ

タイプ別│ママの心の整え方
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はじめに

こんにちは。助産師 はぐ∞いろです。

今日は専門職である「助産師」や「保育士」でも避けられない、「産後うつについてお話したいと思います。

「助産師(保育士)さんなら育児も余裕でしょ」

「知識(スキル)があれば、うつにはならないよね」

そんな風に思われるかもしれません。でも、現実は違います。

「助産師」も「保育士」も産後うつになる

助産師の憧れの先輩が教えてくれたのは、意外な過去でした。

「実は、産後にメンタルが崩壊して、うつになって本当につらかった時期があるの」

知識も経験も豊富な先輩でさえ、「自分がうつになるなんて思わなかった」し、「誰にも言えなかった」と。

これは、特別な誰かの話ではありません。

実際、保育士さんとして多くの子どもたちを笑顔で預かってきたプロでも、産後うつに苦しむ方はたくさんいらっしゃいます。

なぜ、知識や経験があるはずの専門職でも避けられないのでしょうか。

それは、育児が「知識」や「経験」だけで解決できるものではなく、心と体が限界を超えてしまうほどの重労働だからです。

仕事には「交代」があり、「終わり」がありますが、育児は24時間、365日、逃げ場のない「生活」そのものです。

「専門職だからこそ」その肩書が重くのしかかり、「助けて」の一言が喉の奥で止まってしまう。

泣き叫ぶ我が子を前にして、どうしても抱きしめることができず、耳を塞ぐ。

真っ暗なクローゼットの中に駆け込み、震えながら「消えてしまいたい」と願う。

これは、「愛情が足りない」のではなく、心と体が悲鳴を上げているサインです。

産後うつって誰がなるの?

答えは「誰だってなる」

これが真実です。

・性格が明るいから大丈夫?

・周りのサポートがあるから大丈夫?

・2人目、3人目だから大丈夫?

…そんなことは、絶対にありません。

産後は、急激なホルモンバランスの変化、慢性的な睡眠不足、「この命を守らなれば」という逃げ場のないプレッシャー

これらが一気に押し寄せ、心と体は毎日、限界まで疲弊していきます。

どれだけ完璧に準備をしていても、どれだけ専門的な知識を持っていても、「こんなはずじゃなかった」と、足元をすくわれる時はあります。

むしろ、「しっかりしなきゃ」「母親なんだから」と、自分を律し、責任感が強く一生懸命な人ほど、命の重圧に心がポキッと折れてしまいやすいです。

「私がいけないんだ」

そう自分を責めるのは、今日で終わりにしましょう。

あなたに今、一番伝えたいこと

「助産師(保育士)でも、産後うつになることがある」

「助産師(保育士)でも、我が子が泣きやまなくて投げ出したくなることがある」

その事実を知るだけで、ほんの少し、心が軽くなりませんか?

産後うつは恥ずかしいことでも、隠すべきことでも、一人で我慢すべきことでもありません。

誰でも起こりうるからこそ、手を取り合い、弱音を吐き出せる場所が必要です。

だからこそ、もしあなたが辛い状況にいるなら、周りの人に迷わず「助けて」と伝えてください。

私は、これまでたくさんの産後うつに苦しむママたちに出会ってきました。

暗闇にいるときの絶望が、どれほど深いかを知っています。そして同時に、その暗闇には必ず「出口」があることも知っています。

もし今、あなたが苦しみの中にいるのなら、

「私は今、限界なんだ」

「これは、誰にでも起こることなんだ」

そう認めて、まずはあなた自身を抱きしめてあげてください。

そして、周りの助けを借りてください。

あなたはダメな母親ではありません。

極限状態の中で、自分のことよりも我が子を優先し、その小さな命を守ってきた立派な母親です

最後に

泣き叫ぶ我が子を、抱きしめられない時があってもいい。

クローゼットに逃げ込んで、一人で泣いてもいいんです。

産後うつは1人で治すものではありません

ご家族、ご友人、そして私たちのような専門職。

みんなであなたの手を握り、あなたがまた笑顔になれる道を、一緒に選んでいけたらなと思います。

あなたは、決して1人ではありません

毎日一生懸命に頑張っているあなたが、少しでも優しい気持ちで過ごせますように。

明日が、あなたにとって穏やかなものでありますように。

そのままのあなたが、本当に素敵です。

── 助産師 はぐ∞いろ

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